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子供がてんかん薬の飲み忘れの原因は?ちょっとした工夫と3つのポイント!

こどものけいれんをみると、親として『どうしたらいいの』とあわててしまうもの。

このままけいれんが止まらないと、親として不安で仕方がないのは、当然のことです。。

体調の異変に気づいていたら…。
病院に連れて行っていたら…。

けいれんを起こさずに済んだのかも知れないと後悔したことはありますか?

薬を飲んでいるのに、1日に発作の連続。
意識がはっきりしないままの発作に不安になり、病院に行ったほうがいいのか、それとも自然におさまるだろうかと心配するだけで、なにもできない自分に無力感を感じるでしょう。

抗てんかん薬は、体重、身長や発作の状況を親から聞いて、脳波検査や採血で適切な量を医者が判断して処方しています。
朝に発作が多い、夜中に起きた瞬間。1週間に発作をおこすなど、くわしく医者に状況を話すことがたいせつです。
薬の量を変えずに、発作が起きる時間によって、薬の回数をふやしたり、朝と夜の量を変えることで発作の抑制できます。

今回は、こどもがてんかん薬をのみ忘れてしまう原因について紹介します。

てんかん薬を飲まない理由は!?見た目が悪いから?

でんかんにとって、毎日欠かせない抗てんかん薬です。

こどもに薬を飲ませるのは、夕飯のメニューを考えるよりむずかしいと思いませんか?

水を入れたコップを用意しても何度もこぼし、口に入れようとしたら、首を横に振って邪魔ばかりしますよね。

こどもがてんかん薬を飲みたがらないのは、ニガイし美味しくないから。

当たり前だよ。

たつぽん
たつぽん

苦いというのは
こどもの共通点なんだ。

しかし、親ははやくに、飲んで欲しい思いで頭がいっぱいになっていますよね。

そんな親心は、こどもにはどうでもいいことなんです。

ちょっといい過ぎじゃない?

考えてみてください。ハンバーグは食べても横にあるキャベツは嫌いですよね。
こどもは好きなものには、興味を持ちますが、嫌いなものには無関心なんです。

なんで自分だけ薬を飲まなきゃいけないの?と疑問を抱いてるときは、無関心状態で、飲んでくれません。
そんなとき、強い口調でしゃべったと思い当たるひとは、逆効果なので止めてください。

ひねくれて余計に飲んでくれませんよ。

大人が思っている以上に、こどもは苦味に敏感です。逆に甘みのある食べものは、好んで食べますよね。
こどもの舌は、苦味がある食べものは本能的に拒否するからです。

つぎは、てんかん薬を拒否してしまうこどもの心理について話します。

 

てんかん薬を拒否してしまう子どもの心理!

にがい

こどもは、親が思っている以上に味に敏感です。

なぜなら、こどもの舌は苦味の感じ方は大人の3倍以上強く感じてしまうからです。 

 

たとえば、野菜でもじゃがいもやトマトと言った野菜は甘みが多く好んで食べます。

しかし、沖縄県の野菜のゴーヤやセロリなど、大人でも味にクセあるものは好き嫌いが激しいものが多いですよね。

 

こどもは、てんかん薬に限らず、苦い食べものは直感的に拒否反応します。
薬の苦味を緩和させるために、オブラートで包んで飲みやすいように工夫が必要です。

 

薬を飲む理由がわからない

こどもは薬を飲む理由が、わかりません。

意識を失っているとき、発作がおきていると感じていないことが多いからです。 。

親が、毎日おなじ時間に、飲むよう言ったとしても、家族が飲んでいない薬を自分だけのむのか、疑問に思ってしまいます。

薬を飲んで見本を見せたほうがいいのかな?
さすがに薬を飲むのは抵抗あるな~。



疑問が残ると、なぜ?どうして薬を飲まないといけないの?としつこく聞いてきます。
そんなとき、ただ、薬を飲むことは大切だから。といい聞かせてしまうでしょう。

好奇心旺盛なこどもは、興味があることやわからないことがあると、真っ先に親に聞いてくるものです。

確かに、こどもが薬を飲むことの大切さを理解するのは難しいですよね。
大人でも専門知識がない限り、薬の副作用や必要性を完全に理解するのは難しいものです。

しかし、こどもにいい聞かせるを工夫しだいで、薬への理解を深め、スムーズな服薬に繋げることができます。

たとえば、夜に薬を飲ませるときに『お薬飲んだら、好きなお菓子買ってこようね』
と話してあげると、喜んで薬を飲んでくれるでしょう。
また、薬を飲んだときに『お利口だね。頑張ったね。』と、おおげさにほめてあげてください。

ぼくも、ちいさいときは、こんなまずいものを毎日ようにのんでいたことに疑問ばかりでした。
親になんでのむの?と聞いても、ただただ、『くちを開けて』と言われて薬をのんでいました。いま思うと

成長とともに、すこしずつ薬の大切さを話していってください。

てんかん薬の副作用が強く出ている?

てんかん薬の服用は、発作の抑制に重要な薬です。しかし、幼児期から学童期は、薬の副作用が強くが出て嫌がることがあります。

毎日飲むてんかん薬ですが、副作用が原因で飲みたくないと思ってしまうからです。

たとえば、抗てんかん薬のアレビアチンには、眠気やめまい、物が2重に見える(複視)、青あざ、発疹、歯ぐきがはれる、足指の皮膚がむけてくるといった症状があらわれます。

副作用の眠気やめまいは、飲み始めや薬の量の変更時に、はやい段階で現れます。
長期服用での副作用の歯ぐきの腫れや足指の皮膚が剥ける症状は、歯磨きやお風呂の鏡で注意深く見ていないと判断に困る場合があるからです。

長期間飲み続けた場合


歯ぐきが腫れると、歯並びや見た目がすごく気になったり…。
足指の皮膚かゆくて、血が出るまでひっかいてしまうことがあります。

足指の皮膚が剥ける症状は、水虫と間違えやすいので注意しなくてはなりません。
皮膚科に行っても水虫の症状に似ているので、薬を塗っても改善されないことがあります。


症状が気になった場合は、一度医者に相談してください。

 

たつぽん
たつぽん

長期間服用の副作用ですが、
気になったら病院に行ってください。

副作用はすべてひとに出るわけではありません。

しかし、幼児期から学童期は、皮膚が柔らかく気がついたら青あざや発疹が出ていることあります。
発疹が出た場合は、薬によるものからアレルギー反応の発疹まであり、発疹の原因が気になるときは一度医者に相談してみましょう。

腕や足の柔らかい皮膚に発疹が出ている場合は、薬疹を疑い医者に症状を伝えて薬の量の調整する必要があります。

 

てんかん薬を飲ませる3つの工夫!

こどもが、薬の味が苦いから飲みたくないというと、はやく飲ませようとしますよね。

はやく飲ませようとすると、イライラして強く言い聞かせてしまい、逆効果になってしまうからです。

てんかん薬は、

毎日おなじ時間に飲むことが大切です。

時間がバラバラになってしまうと、忘れたりいつ飲んだかわからないので飲み忘れることが多くなってしまいます。

1日に2回のむばあい、おなじ時間にきめることで、薬の飲み忘れ防止ができるからです。

薬の味を感じさせない

はじめに、薬はにがいと認識させないよう工夫をします。

薬を飲むのは、発作が出ないために、苦いけどちゃんと飲もうね。と教えてもこどもは駄々をこねるだけです。

はじめは、薬ののむ大切さを教えるより、毎日忘れずに自分から進んで飲むようにさせます。

え?どんなことしたらいいの?

たとえば、ピルケースをマスキングテープなどで、こども好みの色にカスタマイズして、薬の抵抗をなくす。飲ませるときは、オブラートでてんかん薬を包んで、苦味を感じさせないようにしましょう。

いまは、医療用のゼリーが通販で手に入り、甘みがあるので薬を飲みたがらないこどもに有効です。

粉薬であれば、いちごなどのシロップをかけて、かき氷をイメージさせたり、こどもがよろこぶおもちゃを横において、薬から気をそらしているうちに飲ませるのも1つの方法です。


つぎは、粉薬&錠剤、カプセルの、のませる方法を説明します。

粉薬

粉薬をのむと、舌にべったりと付いて吐き出したくなるほど、にがいときがあります。

口に含んでから、飲み込むまでの時間がながいほど苦く感じるからです。

口のなかが渇いていると、ふだんよりにがみが強く感じるので、少量の水やジュースで口のなかを湿らせてあげてから飲ませてあげましょう。

オブラートで包んだ薬は、舌の奥に置いて、すぐに水で流し込むように飲ませると、あっという間にのんでくれますよ。
水でのめないばあいは、牛乳でのませると効果的です。

しかし、

好き嫌いやアレルギーがあるときは、注意しないと!



 

錠剤・カプセル

錠剤やカプセルは、粉薬より舌に付いたら、つらいほど苦いですよね。

水を含まず飲むと、薬の味が口のなかにひろがっていきます。
対処法は、粉薬とおなじく水で口のなかを湿らせて薬を奥におく方法も有効です。

飲み慣れていないときは、
のどや気管に詰まらせないよう注意してね。。



たつぽん
たつぽん

嫌がっているときは、こどものペースで
あせらずに飲ませてください。

 

1度薬を飲むことに失敗してしまうと、トラウマになってしまい、飲みたがらなくなってしまいます。

なかなか飲んでくれないときは、医療用のゼリーをつかって飲ませる工夫をしましょう。
医療用ゼリーは、甘みがあるので、お菓子感覚で飲んでくれます。

とくに、錠剤やカプセルは、溶け出すと、粉薬より苦いため、オブラートや医療用ゼリーをつかって苦味を感じさせない工夫すると良いでしょう。

 

ほめてあげる

たつぽん
たつぽん

こどもが薬をのんだら、ほめてあげましょう。

ほめられてわるい気分のひとはいないはずです。

オブラートやシロップで薬の味を感じさせないよう工夫しても、のどに通るときに、苦味が感じてしまうものです。

シロップなどで薬のにがみやオブラートで薬を包んでも、薬独特の苦味は避けられません。
うまく薬を飲んだときは、『うま飲めたね。えらいね。』と何度も頭をなでてほめてあげましょう。

こどもは、パパやママにほめられると、自分から進んで薬を飲んでくれます。


かならずおなじ時間に飲む

規則ただしい生活って、どんなことでしょうか?

寝不足しない?

 

つかれすぎない?

ぴよまる
ぴよまる

ストレスだよな。



すべて、てんかん発作を誘発させないために、気をつけることです。

一番気を付けるのは、薬をのみ忘れないようにすることです。
抗てんかん薬は大脳の神経の興奮をおさえる作用がある薬。

幼児期から学童期のこどもは、脳が未成熟なため発熱やお風呂上がりの体温上昇や寝不足で頭がぼーっとすると、てんかん発作を起こしやすくなります。

しかし、1番気を付けたいことは、薬の飲み忘れでの発作を誘発させないことです。

抗てんかん薬の効果は、7時間から15時間で平均時間にすると、約12時間です。
朝と夜におなじ時間に決めることで飲み忘れ防止ができます。

朝7時に飲んだら夜も…。
19時?

 

たつぽん
たつぽん

ただし、発作が多いときは
30分遅く飲んでみてください。
発作の抑制になります。。

発作が頻発していたときにやってみました。


薬をのみ忘れるばあいは、スマホやスマートウォッチのリマインダー機能をつかい活用をおすすめします。
リマインダーの設定は、のむ時間だけでなく、10分まえや就寝時間と、こまめに設定しておくと、飲み忘れ防止になります。

リマインダーはこまめに設定
  • 飲む時間
  • 10分まえ
  • ねる時間

はじめのうちは、こまめに設定しておきましょう。

スマートウォッチの飲水リマインダー機能は、時間を自由に設定できるので、気になる時間に設定してみてください。
慣れてきたら、薬の飲む時間だけでいいでしょう。

目覚まし時計だけで足りるのではと感じるかも知れませんが、聞き逃し防止のため、目覚まし時計だけでなく、スマホやスマートウォッチで2重3重にアラームをセットします。

はやく断薬したい気持ちはわかりますが、飲み忘れによって発作がおきると、薬の服用期間が長引いてしまう可能性があります。

決まった時間にアラームをセットして、規則正しく薬を飲むことが大切です

こどもの笑顔を見るために!薬の飲み忘れに注意しよう☆

たつぽん
たつぽん

こどもの頃は、薬を飲みたがりません。

ぼくは、抗てんかん薬を飲み始めた年齢は2歳頃です。

はじめは、テグレトールを飲み始めました。ほんといやな顔をしながら、飲んでいました。

粉薬をオブラートやシロップで、薬の味を緩和させるため、いろいろな工夫や水を牛乳に変えてで飲んでいました。

こどもの頃は、薬をのむ理由がわからないぶん最初は苦労の連続ですが、薬の飲む大切さや理由をすこしずつ教えていってください。
発作がおきると、断薬までに時間がかかり長期間の服用しなければいけなくなります。

抗てんかん薬を飲み続けるのは大変ですが、発作をコントロールして、元気に過ごすために大切なことです。この記事が、少しでも参考になれば幸いです。

薬を飲まない日が来ますように。

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