てんかんは、大脳の神経が脳の電気信号の乱れによって、てんかん波・棘波(きょくは)が出ることによって、てんかん発作をおこします。
発作の抑制には、抗てんかん薬が使われ、70~80%は、薬で発作をコントロールできる脳の病気です。
てんかんには、特発性てんかん。症候性てんかん。の2種類。
そして部分発作、複雑部分発作と2次性全般化発作があります。
てんかん発作は、大量飲酒、薬の飲み忘れや疲労で、てんかん発作の誘因になってしまうことも。
てんかん重積とは、てんかん発作をくり返し30分以上の発作。
意識が戻らない状態のことをいいます。
いまは、5分以上の発作でも、てんかん重積と呼ぶようになりました。
てんかん重積のばあい、手術の選択があります。
発作になる部分の摘出手術が可能です。長期間、抗てんかん薬をしていたばあい、手術後も薬を服用し、発作が安定したら徐々に、減薬していきます。その間に1度でも発作があると、断薬までに時間を要します。
エスパー伊東って?どんなひと?
エスパー伊東こと、本名・伊東万寿男 日本のお笑いタレント、画家。熊本県阿蘇郡南小国町出身(公式プロフィールは東京都出身)。1960年12月26日-2024年1月16日(63歳)。
てんかん重積のため、医療機関で逝去しました。
上半身は裸。そして黒のスパッツ姿、がトレードマークです。
当時、江頭2:50と間違えるほど
キャラ被ってましたね。
1980年代から、芸能活動をはじめ画家としても活動し、2018年の国際美術大賞展では都議会議長賞を受賞。はじめは、エスパー伊東でなく、本名で活動していました。
電撃ネットワークとの体を張った過激なパフォーマンスしていたライブで共演していた経歴の持ち主。
エスパー伊東の芸名は、第5回(1991年)FNSスーパースペシャル1億2,000万人のテレビ夢列島’91(フジテレビのスタッフにつけられた)
ちなみに、電撃ネットワークの、リーダーであった南部 虎弾(なんぶ とらた)は、ダチョウ俱楽部のリーダーだった時期がある。
今回、初めて知ったんだが…。
エスパー伊東の芸風は、少なからず電撃ネットワークの影響もあったのかもしれません。
頭だけ出しボストンバックに入る『ボストンバッグ芸』が人気になりました。
しかし、
高速芸・高能力・激辛芸など、かなり過激な芸ばかり…。
体育会系の学生が先輩に強要されてやるような怪しい芸を実行して、失敗しては『はい~~。』きめ台詞で笑いをとっている天然ボケキャラクター。
1996年10月19日から放映していためちゃ×2で、準レギュラーで出演していた。
5分以上発作が続くてんかん重積とは!
てんかん発作の重積は、抗てんかん薬をのんでも、5分以上の発作を何度もくり返すてんかん。
ニュース記事でてんかん重積は、「けいれんの有無に限らず、長く発作が続くことや、短い発作がくり返して意識が戻らない」が定義されている。
脳障害を引き起こす可能性があり、内服薬の飲み忘れが長く続いた際や、疲労や大量飲酒などが原因で発症。と書かれていた。
たしかに、間違っていないかもしれない。
一括りにてんかん重積といっても、それぞれちがいがあるから、てんかんという病気を知らないひとがみると意識が戻らない状態になれば、てんかん重積と勘違いするでしょう。
てんかん発作は、自然ととまります。
発作中は、本人に意識がないことが多く発作中の記憶がなくわかっていません。
また、てんかん重積から脳障害になると書かれていたが、ちょっと疑問。
てんかん発作が5分以上で意識が戻らない状態で、つぎの発作がつづくばあいがてんかん重積といったほうが、正しいのでは?
エスパー伊東は、薬の飲み忘れ、疲労や大量飲酒が、てんかん重積の原因になったのでは思うが、多発性脳梗塞を患って、てんかんとなり、抗てんかん薬の飲み忘れや疲労と飲酒が重なって、てんかん重積となったと解釈したほうが、納得するのではないか。
むずかしいね。だっててんかん発作は
人それぞれちがうもんね。
内服薬の飲み忘れが長く続いた際や、疲労や大量飲酒などが原因でてんかん重積を発症。というのは、すこしちがうような思いでなりません。
もとから、てんかんを患っていて、薬の飲み忘れや疲労や大量飲酒には気をつけるはずでしょう。
てんかん重積ならなおさらです。
※てんかん重積は、いまでは、5分以上意識が戻らない、くり返す発作となっています。
ちょっと前は、30分以上の発作をくり返したばあいに、てんかん重積と判断されていました。
てんかんと性格は一律なの?誤解を招く表現はやめて!
ある記事の最後に、
てんかん患者の性格が書かれていた内容に腹立ちを感じました。
てんかんのひとを、どれだけみていったのかわかりませんが、ちょっとそれは、ちがうんじゃねーのと、つっこみを入れたくなるですね。
てんかん患者の性格の特徴は…
それは、
粘着性が高い・物にこだわりやすい・回りくどい話し方をするなどが書かれていました。
その後に、最近は、はやい段階での投薬治療すると、影響がほとんどない。という内容でした。
ひとの性格なんて、一人ひとり全然違います。
てんかん持ちでも。
てんかんだから、こんな性格と決めつけると、すべてのてんかん持ちが、おなじ性格なんだと思ってしまいます。
とくに、ニュースなどで、知識が豊富なひとがいうと、初めててんかんの病気を知ったひとは、てんかんのひとってこんな性格なんだと納得し、おなじような性格のひととわかると『てんかんじゃない』と勘違いが、学校ではいじめ。
仕事では、できることも制限されるなど、負の連鎖になります。
てんかんの病気でなくでも、こだわりが強く、回りくどく話すことだってあります。
粘着性が高いこともね。
てんかんの性格をいうのは構いません。
ぼくも、こだわりが強い部分や
回りくどい話し方をするときもあります。
てんかんだからといって、おなじ性格ではないと付け足して欲しいと感じました。
てんかん重積は脳障害の一部!発作や性格は人それぞれ…
てんかんは、原因がわからない特発性てんかん。脳腫瘍や脳出血が原因がはっきりしている症候性てんかん。
70~80%のひとは、抗てんかん薬で発作を抑制できます。しかし、高齢になってから、脳腫瘍などで、抗てんかん薬を服用しても、発作がおさまらずに重積化することがあります。
てんかん重積のばあいは、発作の原因部分を切除する手術の選択があります。
てんかんは、意識の混濁して手足をバタバタと動かし白目を剥いて泡をふくなど、一般的に知られているてんかん発作です。
しかし、まわりが気づきにくい発作もあります。意識が混濁している状態が5分以上つづいたばあいは、救急車を呼んでください。
てんかん持ちだからといって、粘着性が高い・物にこだわりやすい・回りくどい話し方とは限りません。
性格は人それぞれです。決まった性格なひとはいません。
また、上記の性格があてはまっても、てんかんではないこともあります。
てんかんと疑ったら、いつもはしない行動などスマホの動画撮影しておくと、診察時に症状を把握しやすいからです。
最後に、こころからご冥福をお祈り申し上げます。
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