急に胸がドキドキする・・・。
変なニオイを感じる・・・。
前にもおなじことがあったような・・・。
てんかん発作の前には、いつもとちがう感覚になることがあります。
今回はてんかん発作の前兆について話していきますね。
地下鉄などの待ち時間に、てんかんの前兆がくると『また発作になるのかな』
発作のことで、頭の中がいっぱいになり、不安になりますよね。
そして発作の前兆がくると頭がボーっとしたり、ニオイがしたりと、いつもとちがう感覚に襲われることがあります。
てんかん発作の前兆は、自分でコントロールが可能なので、てんかん発作を起こりにくくできるので、参考にしてください。
てんかん発作の前兆って?見分けがむずかしいから困る!
てんかん発作の前兆は、いろんな症状があり見分けがつきにくいです。
頭痛、めまい、視覚や聴覚の変化、イライラ感、不安感、急に胸がドキドキするなどありますが、発作前にいつも同じ症状がでます。
頭痛、めまい、視覚や聴覚の変化、イライラ感、不安感など。
また、足がピクっとして、違和感を感じるなど、さまざまな症状がでることがあります。
てんかんは脳の神経活動の異常によって、引き起こされる疾患であり、脳の障がいが主な原因とされています。ただし、睡眠不足や過度のストレスなどが、てんかんの発作を誘発する可能性がありますので、バランスの取れた生活やストレス管理は重要です。
てんかん発作の前兆の症状は?周りに聞いても信じてくれない?
体調が悪いと言っても信じてくれないことが多いですよね。
親や上司に、てんかん発作の前兆を言っても、聞いてくれなことがあります。
頭が割れるほど痛くいことを、必死に言っても仕事ができないほどの、てんかんの前兆なのか相手にはわかりません。
親には『甘えてるんじゃないの』言われ、仕事では、上司に『ほんとに体調が悪いの?』と言われてしまうことがあり、理解してもらうのがむずかしいときがあります。
てんかんの発作が起きて、ようやく『体調が悪かったんだな』と心配してくれますが、淡白な言いかたをされると、ちょっとイラッとしてストレスの原因になります。
てんかん発作のことを、納得できるように、くわしく説明して納得させることです。
視覚障害
目の疲れで飛蚊症になることがあります。
飛蚊症の場合、黒い点が目の前を横切ったりすることです。
てんかん発作の前兆は、黒い点ではなく青や白っぽい点が目の前をイルミネーションが点灯しているようにみえます。
目の前にみえてから、すぐに発作になることもあれば、時間がたってから発作の症状が出ることがあり、疲れやストレスで日によってちがいがあることです。
目の前にピカピカの光がでる場合、脳の後頭部が電気のみだれで興奮して、目の前に異様な光がみえてしまうことがあります。
後頭葉てんかんと診断された場合は、大脳の電気のみだれが後頭部からはじまり脳全体にひろがり全般発作になることがあります。
聴覚
飛行機に乗った時に、気圧の変化で耳なりが起きますよね。
気圧の変化での、こまくに圧力がかかり収縮して耳なりの原因になりますが、てんかん発作の前兆のときは、気圧の変化に関係なく耳なりがなります。
急にキーンとなったり、カンカンとイヤな感覚が、頭の中全体にひろがり気持ち悪くなることあります。
ふつうの耳なりと変わらないので、ほったらかしにしてしまいがちです。
耳なりになったときは、肩こりがひどがったり、ストレスが原因なことが多く改善してあげると、耳なりの回数をへらせます。
臭覚
てんかん発作の前兆には、いつもとちがった臭覚の異常が起こることがあります。
甘い、ニガイ、辛いといったニオイを感じることです。
自転車に乗っているときなど、あるはずがないニオイがする時があり、その後に決まって発作を起こしていたことがあります。
おもにチョコレートの甘いニオイを感じることが多かったです。
デジャヴ
前と、おなじことを経験することがあります。
いわゆるデジャヴといった現象です。
てんかん発作を起こす前の、記憶障害の1つで『前にも似たようなことがあったなぁ』と錯覚に陥ることがありますが、これもてんかん発作の前兆なんですよね。
だからといって、必ずてんかん発作になるわけでありませんが、多くて1週間に1回の何度もおなじことが頭の中をかけめぐると気持ち悪くて、いつの記憶だろうと思ってしまうことがありました。
いちいち気にしていたらキリがありませんよ。ほんと・・・。
いまでもデジャヴを経験していますが、抗てんかん薬で発作がおさえられているので、深くは考えないようにしてます。
てんかんの前兆が起きたら対処法って?絶対してはいけないこと最初にやるべきこと☆
てんかん発作の前兆は、てんかんを患っている本人しかわかりません。
親や友人、仕事の上司や同僚に、発作がなるかもしれないと伝えることだいじです。
てんかん発作は、どうしても意識が飛んで本人にはわからないことが多いので、周りのサポートが大切になってきます。
友人や同僚は、てんかんと言う病気を頭でわかっていも、実際に目の前で発作をみると、びっくりしてどうしたらいいか迷ってしまいます。
発作になったときに、自分1人で対処ができればいいのですが、発作の前ぶれに気づいてから時間が短かい場合は、対処しきれずにテーブルの角などに頭や体にケガするリスクがあるからです。
周りのひとに伝えておくと、急な発作にもサポートしてもらえる機会がふえます。
実際、伝えていなかった職場で発作になったとき、大怪我しました。
その後は、即クビに。
てんかんって、わるいイメージで
認知されているからイヤだね。
自分の発作のことを伝えてから、やってはいけないことも、きちんと相手に言う必要があります。
まちがった対処の仕方されては、双方にとってデメリットしかありません。
体を押さえつける
てんかん発作をおさえるのは、むずかしいというより無理です。
意識がなく、体を無造作にガクガクとふるえている間は、本人にはどうすることもできません。
大脳の電気がみだれていると、ふだんより力強く体をうごかすので、ムリに押さえつけようとすると、逆にケガすることがあります。
てんかん発作は、10秒~30秒。ながいときで1分ほどで自然におさまります。
その後は、ケロッとしていることが多いですが、発作時間がながいと極度の眠さがおそってくることです。
周りのひとにサポートしてもらうときは、発作でたおれて固いものにぶつける二次被害。ケガのほうが危険です。
発作になったら机やイスを取り除くように伝えておくことと、クッションになるものを敷いてケガしないように伝えておきましょう。
5分以上発作がおさまらないときは、すぐに救急車を呼んで対処してください。
脳内の酸素が低下すると、運動障害や言語障害の後遺症が残ってしまいます。
発作後は、脳が疲れ切って眠くなることもあるので、ムリに起こさないようにしてください。
口にモノを入れては絶対ダメ!?
ドラマで、けいれんをしているひとにタオルなどを口の中に入れる光景をみかけます。
舌をかまないようにするためだけど、まちがった知識。
しかし、発作をみていると口を開けていることが多いので、タオルなどいれて舌をかまないようにしがちですが、発作中でも無意識に舌をかまないようにしているので慌てる必要はありません。
数えきれないほど、発作を起こしてきましたが、
1度も舌をかんだことはありません。
てんかん発作中は、ムリに呼吸しようと過呼吸になることや呼吸ができないことがあります。
口の中にタオルをいれてしまうと、発作中に空気が取り込めなくなり、チアノーゼになることがあるので注意が必要です。
プールで発作を起こしそうになったら?
てんかん発作は、突然やってくる地震のようなものなので、いつ起こるかわかりません。
前もって、てんかん発作が起きそうだったら、担任に伝えておくことです。
授業の前から、体調が悪いことをいって休むことも必要ですが、プールはいって発作のことを忘れてしまうことがあるので、とくに制限する必要はありません。
体調が良いと感じていても、友だちと一緒に行動すること。
プールの中で発作が起こしても、友だちがすぐに担任に知らせて溺れるリスクをへらせます。
入浴中に発作を起こしそうになったら?
お風呂に入る前に、自分の体調を把握することがだいじです。
入浴は、意外に体力を消耗して疲れてしまいます。
入浴中は、体温の上昇でめまいをすることがあるので、こまめな水分補給しましょう。
入浴前後の水分補給は、水ではなく体の成分に近いスポーツドリンクを飲むようにすること。
入浴中にめまいを感じたら、ぬるま湯をかけて体温調整します。
また、体調が悪いけど入りたい場合は、シャワーで済ませることも大切です。
ですが、さむい地域に住んでいると、シャワーだけでは風邪をひいてしまうので、半身浴で入ってください。
もし入浴中に発作が起きたら、すぐにお風呂の栓をぬいて対処します。
そして、浴槽からでたときは、足だけにシャワーを当てることです。
急な体温の低下も風邪をひく原因になるからね。
洗い場にはマットレスを敷いて、蛇口にはクッション材をまいておくと、転倒してもケガを最小限に防ぐことが可能です。
また、強直間代発作のように、意識がなくなる発作の場合、瞬時に安全確保しなければなりません。
床にはマットレスを敷いて、蛇口には、食器戸棚でつかう保護シートを巻いてあげるとクッションになり、体を保護してくれます。
お風呂に入る前には、発作の対処をはやくするため、家族に『いまから入るね』と声をかけて、カギは閉めずに入ることも大切です。
てんかん発作の前に!セルフコントロールってむずかしい?
抗てんかん薬をのんでも、発作がおさまらない難治性てんかん以外、セルフコントロールが可能です。
ぼくは、20代のとき1日で20回ほど、てんかん発作を起こしていました。
超ブラック企業で、休みを取るのは薬を取りに行く日だけで、過労とストレスが原因で、午前中だけで10回は発作を起こしていました。
あるきっかけで、発作を起こさないようになったんです。
それは
なにも考えないこと。
毎日のように発作を10回以上も起こしていたときは、原因はなにか考えたときに、『今日は発作にならないように』『肩こりがひどいけど大丈夫かな?』『仕事中は勘弁してほしいな』と発作のことばかり考えていました。
不安が頭から離れない時期がありました。
最後には、もう良くなることはないんじゃね。と思ってしまっていたんです。
最初に抗てんかん薬をのみ始めたのが、2歳。それから20年以上薬をのみ続けても良くならないから、一生のみ続けるんだろうなぁ。と思った時期がありました。
寛解して15年くらいたちますが、服用期間がながいと薬をやめるのに、かなりの時間がかかります。
とはいえ、完全に薬をやめるのはムリみたい!
10年以上かかると言われたので、一生のみ続けますが・・・。
脳に障がい『脳出血』が原因。
症候性てんかん。単純部分発作、複雑部分発作あり。
強直間代発作を起こしていた。1日に平均10回。
こんなぼくでも、
セルフコントロールで発作から開放されたことです。
もう1度言いますが、
なにも考えないこと
発作のことを、忘れるのがむずかしいときは、ほかのことに気をそらすようにしてください。
やっぱり経験?20年以上の苦労が報われた!
何度も発作をくり返していくうちに、てんかん発作の前兆がわかってきます。
脳は、体をうごかす司令塔。
『発作になりそう』と思ったときは、ちがうことを思い浮かべて、てんかん発作のことを考えないようにします。
たとえば、すきな食べものや芸能人の顔を考えたりすると、脳がてんかんのことを忘れて、前兆の回数が3日に1度が1週間になり、間隔がながくなっていくと発作も起きにくくなります。
完全に忘れるんじゃなく、発作になりそうと思ったときに
やってみてください。
発作のことをばかり考えていたら、体力的にも精神的にも疲れちゃうからね。
体に負担がかかる強直間代発作は、発作の後に肩こりや頭痛が激しくなるので、アンメルツやサロンパスなどで、緩和してあげると2回目以降の発作を起こさないように防ぐことが可能です。
ひとと会うときは、ニオイがすくないサロンパスやアンメルツをつかうことをおすすめします、イヤな顔をされたくありませんよね。
てんかん発作の前兆は、いろいろな症状がでますが、セルフコントロールが可能です。
最後にもう1度言うね。
セルフコントロールは、なにも考えないこと。
最初は、『てんかん発作になる』と感じたら、なにも考えないこと。
と言われてもむずかしいと思います。最初から『なにも考えない』と言うのは、むりでも気をそらすことはできるはずです。
すきな食べものや芸能人を思い浮かべてみてね。