エントリーシートをみせたら、もっと客観的に書きなさい!内容が薄い文章、主観的な文章だと、書きなおされたことがありませんか?
小学生の頃から、夏休みに書いていた読書感想文や日記は、思った出来事を書く内容で客観性が少ない、またはない文章です。エントリーシートにおいては、面接官に読みやすく伝わる文章を書かなければなりません。
そのためには、読みやすく伝わるPREP法で書くと、伝わる文章が書けます。
- Point(結論)
- Reason(理由)
- Example(具体例)
- Point(結論)
(結論)・(理由)、(具体的な内容)、(結論)の順で書き進めると伝わる文章です。
エントリーシートでは、おもに面接前に人柄をみます。
自分の考え、感じた理由、行動を起こした経緯を伝える書類なので、充実度があり伝わりやすい文章を書いてくださいね。
今回は、就職活動のESで何を書けばいい?内容&わかりやすく書く方法について紹介します。
エントリーシートは充実度とわかりやすさが重要!
エントリーシートは、自己PRやガクチカ、入社動機を伝える書類です。
いままで頑張ってきたクラブ活動、アルバイトやボランティア活動、入社動機を事前に、どのような人物なのか会社に覚えてもらう目的があるからです。
たとえば、ガクチカでは、高校3年間に頑張ったこと
400文字~500文字以内で、すべてを会社に伝えようとするのは無理があります。
クラブ活動・アルバイトもボランティア活動の、考え・至った経緯・行動に移して得られた結果を、原稿用紙1枚では書ききれません。
就職に関することをピックアップして、充実度が高いエントリーシートを書いて会社に自己アピールしましょう。
一番頑張ってきたことを、絞り込んで深堀りをしていくと、内容が濃い文章になり相手にわかりやすいPREP法で書くべきです。
相手にわかりやすいフレームワークのキホンはPREP法!
エントリーシートを書く際は、文章フレームワークのPREP法で書きます。
会社に、あなたのことを覚えてもらうときには、PREP法で伝えたい事を簡潔にまとめ、わかりやすい文章が書けるからです。
- Point(結論)
- Reason(理由)
- Example(具体例)
- Point(結論)
PREP法で書いてない文章は、後から自分でみても主張したい部分がぶれて、相手に伝えたい事がわからない文章構成です。
伝えたい事を最初に書く方法がPREP法です。
伝えたい事を最初に書くんだね
PREP法のフレームワークを使うと、伝わりやすい文章作成ができて、自分も会社にもわかりやすい文章をスラスラと書けます。
結論・理由・具体的内容・結論の順に書く!
PREP法は、結論(答え)、理由(答えに対する内容)、具体的内容(理由に対する深掘り)、結論(答え)の順で書きます。
なぜ会社を選んで働きたいと思ったのか、どのような理由なのか、そして深堀りした詳しい内容を書くと、伝わる文章構成だからです。
たとえば、ガクチカでクラブ活動を詳しく書こうと思った時、具体的な内容を始めに書くと結論や理由を後回しになり、言いたい事が伝わらず読んでいて、面接官にわかりづらい文章です。
エントリーシートでは、最後にオチのあるお笑い番組や小説のような流れで、書く必要はありません。
結論ファーストで書こうね
エントリーシートの文字数は、会社で異なりますが300~500文字で、1分あれば確認できる文章量です。伝わる文章は、結論を最初に書き、はっきりさせて、理由と経験してきた具体的な内容、結論の順で書くと、書きやすく読み手にもスッと頭にはいる文章です。
読み手の事を意識して、軸がぶれないPREP法を使いましょう。
ES作成時の6つのコツを押さえておこう!
一貫性を意識して書く!
一貫性がない文章は、読みづらく何を伝えたいのか、わからない文章になってしまいます。
ガクチカで文章の最初に、クラブ活動を3年間、頑張ったこと書いていたのに、文章の最後に行くにつれて、なぜかアルバイト重視になっていると、読み手は一番頑張った事は、クラブ活動なのか、アルバイトなのかわかりません。
ガクチカで頑張った事を、結論に2つ書いてもかまいません。しかし理由では、なぜ一番頑張ったのか明確に書けばいいわけです。
そして、理由に対する具体的内容を深掘りして、詳しく書いて結論で締めくくると、面接官は、一番頑張った事についてわかりやすい文章となるからです。
一貫性のある文章は、伝えたい事がはっきりして、理解しやすい文章になります。。
表記のゆれに気を付ける!
エントリーシートに書く際は、言葉を統一させます。
表記のゆれは、おなじ意味で漢字やひらがなが混ざっている表現です。
たとえば、
うまい・上手い Excel・エクセル・excel
たとえば・例えば むずかしい・難しい
パッと見ると、おなじ意味ですが、文章の最初では漢字、中盤ではひらがなを使い、最後ではカタカナと統一されていない文章は読みにくくなります。。
とくにパソコンで作成する際には、無意識に変換してしまい注意が必要です。そのような時は、表記のゆれをチェックするツールを使いましょう。
表記のゆれは、読みにくい文章と思われるだけでなく、一貫性のない文章と判断されます。いくら
よい文章でも!
おすすめは、Googleドキュメントの校正ツールを使い表記のゆれの確認をしましょう。
あれ・これ・この・あの 使い過ぎに注意!
長文になるほど「あれ・これ」指示代名詞で書いてしまいます。
文章でも会話においても、「あれ・これ」の使い過ぎは何を伝えたいのかわかりません。
たとえば、171文字で簡潔にまとめたガクチカの文章です。
赤い部分は、おなじ意味ですが、短文では、この部とバスケ部までの間隔が近いので、少し意味は通じます。
しかし長文になるほど、この部、この活動、あのトレーニングと書いてしまうと、面接官は、何の部か、何の活動、何のトレーニングなのかわからず、読み返さないとわかりません。
エントリーシートは、あなたの人柄を見るうえで大切な書類なので、文章で、「あれ・これ」の使い過ぎは読み手を迷わせてしまうわけです。
また、雇用した後も、会話中に使うと何を話したいのかわからず、疲れる社員、説明がヘタな社員と思われます。
400文字以内に、「あれ・これ」を5回以上使っている場合は、削るべきです。
適切に句読点をつける!
句読点を、適切な場所に打って、読みやすい文章を書きましょう。
適切な句読点は、強調したい部分の句点や文末の終わりに打つ読点があります。
たとえば、
私は生まれた頃から虚弱体質がコンプレックスで高校一年に○○部でスタミナをつけたくて入部しました。
上の文は最後の読点しか打っていません。句点のない文章は、最後まで読むには句点がなく、読んでいる人は、どこを強調したいかわからないため、読みづらく疲れる文章です。
では、おなじ文章で句点をつけてみますよ
私は生まれた頃から、虚弱体質がコンプレックスで高校一年に、○○部でスタミナをつけたくて入部しました。
最初の文章よりも、句点があり文章のリズムがうまれて、読みやすくなったのではないでしょうか?
適切な句読点を打つのは、強調したい部分(伝えたい部分)を細分化する役割があります。
誤字脱字を確かめる!
エントリーシートを書き終えたら、時間を空けて誤字脱字を確認します。
時間を空ける理由は、書いた文章を客観的にみれるからです。
手書きでもパソコンでも、文章を書いている時は誤字脱字に気づきにくい状態です。
書けた後は、最低でも1時間~1日経って見直すと、表記のゆれや語尾が統一してないことが明確になります。しかし、提出まで時間がない時は、誤字脱字チェックツールを使って誤字脱字を確認しましょう。
書き言葉と話し言葉で混在している時もあるので、書き言葉に変えるように校正ツールで確認してください。
校正ツールを使う注意点は、情報の漏えいの観点から、個人情報含む文章のチェックは推奨されません。
友たちに、許可や同意していない文章やメールなどは、絶対にチェックしないでください。
北海道札幌市中央区南〇条〇丁目○○-○○・・・チェックNG
\表外漢字・口語対応無料チェックツール/
書き終わったら見てもらう!
エントリーシートを書き終えたら、フィードバックをしてもらいましょう。
文章のフィードバックは、感性や考えが異なる人に読んでもらうことです。
自分ではいい出来の文章だとしても、親は「うん、いいんじゃない」と言い、先生は「ちょっと文章量が物足りないから、もっと詳しく書いて」友だちは「言いたいことがわからない文章じゃん」
親は、本人のやる気を出させたいと思い、ほめるでしょう。しかし、先生や友だちは違います。
先生は、結論や理由に対して具体的な内容が薄いからと推測できます。
友だちは、文章構成がバラバラだよ!と指摘しているわけです。
フィードバックは、改善する意味で、悪いところがあったほうが、エントリーシートの内容がグッと良くなる文章になります。
書く内容に迷ったら?要点をまとめてから言語化する!
書く内容に迷ったら、要点をまとめてから言語化するようにしましょう。
頭ではわかっていても書けないのは、書く内容がまとまっていない証拠です。メモやマインドマップで、頭の中を整理してから言語化させます。
スマホを使う場合は、思いついたときにリスト化して、簡潔にまとめておきましょう。
マインドマップで頭の中を整理する!
マインドマップを使い、書きたいことを整理しましょう。
文章の軸がぶれないように、書く内容を可視化するメリットがあるからです。
エントリーシートには、自己PRやガクチカ、入社動機を一貫して書く必要があります。
自己PRで、体力があることをアピールしているのに、ガクチカではOfficeやExcel、Wordの
ITスキルを重視にアピールし、入社動機では、コミュニケーション力をアピールしては、職種によっては一貫性のないエントリーシートになります。
営業職では、体力やITスキル、コミュニケーション力の3つで、一番に必要とされるのはコミュニケーション力です。
運送業では、体力重視、事務職であれば、Excel、WordのITスキルはアピールポイントです。
マインドマップは、自己PRやガクチカ、入社動機を可視化させるメリットがあります。
スマホやパソコンでも、無料提供しているマインドマップで、書く内容の要点をまとめてみてくださいね。
おすすめはのマインドマップは、Xmind PC版 無料ダウンロード
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使ってみてね
語尾は【です・ます】【だ・である】に統一させる!
語尾は、です・ます、だ・である調で、統一させます。学生はです・ます調を使いましょう。
である調は、ニュース記事で医師や弁護士、検察官など、権威がある職業の人が使う頻度が高い語尾だからです。
自己アピールするのに、自信を持って書くので、「である調」でもかまわないと思ってしまいます。
しかし、面接官の年齢が親よりも年上の場合もあり、エントリーシートをみた面接官は、上から目線と感じいい気分とは言えません。
5歳の子どもに、○○だ。○○である。と話された時の事を想像してみてください。ちょっと生意気な子どもだと感じますよね。
エントリーシートに書く際の語尾は、「です・ます」で統一することです。
上の文章を、「だ・である調」に変えてみますよ!
語尾は、です・ます、だ・である調で、統一させることだ。学生はです・ます調を使うことである。
である調は、ニュース記事で医師や弁護士、検察官など、権威がある職業の人が使う頻度が高い語尾だからである。
自己アピールするのに、自信を持って書くので、「である調」でもかまわないと思ってしまうものだ。
しかし、面接官の年齢が親よりも年上の場合もあり、エントリーシートをみた面接官は、上から目線でいい気分とは言えないからである。
5歳の子どもに、○○だ。○○である。と話された時の事を想像してみることだ。ちょっと生意気なこどもだと感じてしまうことである。
エントリーシートに書く際の語尾は、「です・ます」で統一することだ。
おなじ文章でも、雰囲気がガラリと変わり、です・ます調のほうが柔らかいイメージの文章です。
思いついたことをそのまま書く・不要な部分は削る
頭に浮かんだすべてを、指定された文字数は考えずに、文章を書くことです。
たとえば、書く内容は決まっているのに、手が止まってなかなか文章が書けないことがあります。
400文字以内で書かなければいけない、結論と理由は一貫しているかなど、考えすぎると手が止まり、
書けない状態に陥ります。
最初は、マインドマップでまとめたことを、すべて書き、言語化して後から不必要な部分を削ったり、付け足したりするほうが効率的です。
もしどうしても書けない時は、マインドマップやメモを見ながら、Googleドキュメントの音声入力を使い言語化していきましょう。
パソコンに話しかけるの恥ずかしい・・・
確かに、慣れないと恥ずかしいですが、話しながら文章化していくので、音読の効果もあります。
文章が書けないと迷ったら、思いついた順に書いていきましょう。
音読をしよう
エントリーシートを書き終えたら、必ず音読をして確認しましょう。
文章は音楽と同じくリズムがあり、目で文字を追うより、声を出すほうが文章のリズムがわかるからです。
25メートルのプールを、息継ぎなしで泳ぎ切るより、一定のテンポで呼吸したほうが、リズムがあって泳ぎやすいですよね。
句読点は、多くても少なすぎても、読みにくい文章になり伝えたい事の意味も変わってきます。
句点の多い文章は、主張したい部分が多く感じる文章です。逆に句点の場所によって、意味合いのちがいが出てきて、読んでいて主張したい部分がわからない文章になります。
エントリーシートは、自己表現する書類なので、句読点の場所があっているか、音読して確認しましょう。
【例文】自己PR
私は、性格のタイプは関係なく周りの人と溶けこむのが得意で、リーダーとして「一人も取り残さない」周りの人をまとめることができる人間です。
中学時代に、クラス替えのたびに、友だちとコミュニケーションが苦手で、1人でいる時間が多くあった時期がありました。孤独でいることの辛さや寂しさを感じたことです。
勇気を出して声を掛けてくれた友だちがいて、独りぼっちにならずに済み、いまでも友だちには心から感謝しています。
また、私の悩みに寄り添ってくれて、自分には、コミュニケーションが欠けていることがわかり、話していなかった友だちに積極的に話をかけ、前のように仲良くなることができました。
以前は、話すことが苦手でしたが、どのようなタイプの人でも、寄り添ってくれる人がいれば変われると自信がついて、自らリーダーシップを取るようになり、クラスで仲間外れにされている人や、なかなか周りに溶けこめない人がいたら、その人も巻き込んで人間関係をつくることを心がけてきました。
社会人になったら、リーダーとして周囲を巻き込み、一人も取り残さない環境をつくっていきたいです。
【例文】ガクチカ
私は、○○会社で高校3年間、週4日のピッキング作業の仕事をしたことがあります。
運送会社は黙々と行うイメージがありましたが、実はチームワークが不可欠な仕事だと知りました。
お中元やお歳暮時期の繁忙期は、ふだんの2倍以上の注文が殺到して、時間内に終わらないことがあり、怒られながらも働いていました。先輩に相談をして、自分の考えとは180度違った助言で、仕事の効率アップの大切さを知り、互いを助け合いながら、目標を達成できた経験があります。
私は、担当エリアだけでなく、作業が滞っている場所があれば、積極的にサポートして働くように心がけたことです。また、仕事を続けていく中で、効率化できるような新しいアイデアを先輩に提案しました。私の意見が反映している実感があり、よりチーム全体で協力することで、困難な状況を乗り越えられたときの達成感は、言葉にできないほど大きなものでした。アルバイトの経験から、チームワークの大切さを痛感し、周囲の人々と協力して目標を達成する喜びを学びました。
【例文】志望動機
「今までの商品にまい進するのではなく、積極的な新商品の開発から売る一貫性」貴社の理念に共感しました。
私は、イベント企画サークルで「前例のないことの挑戦やどのようにしたら楽しい時間を過ごせるのか、いくつもの新企画の改善や新しい発想」という考えで活動しています。
例えば、新入生歓迎イベントでは例年恒例のバーベキューをしていたのですが、話の合う友人同士で集まった時に、新しいコミュニケーションが生まれないことを課題に感じていました。私は、参加者全員と必ず1回は話すようにして、伝言ゲームを取り入れるよう考えてみました。コロナ禍で反対意見もありましたが、やってみた結果、参加者からも好評で、自分のひと工夫がより良くできることを実感したことです。
貴社においても、新しい企画からモノづくりまで、一貫した考えを最大限生かして、仕事に励みたいと思います。
【ESの書き方】PREP法で貴方の魅力を120%引き出そう!
エントリーシートの書き方について紹介しました。
就職活動は、いままでの経験やこれから実現したいことを会社に自分はどのような人物か覚えてもらうためのツールがエントリーシートです。
自己PRやガクチカ、志望動機を一貫させる文章フレームワークのPREP法を使うと
わかりやすい文章が書けます。
会社に提出するエントリーシートは、一次選考で使われるあなたの人柄を見る書類です。
いかにわかりやすく内容を充実させる文章が求められます。
短くまとめていると、わかりやすい文章になりますが、内容が薄くて、どのような人物かわかりません。
かといって、長く書いても、何を言いたい文章なのかわかりにくい文章になってしまいます。
PREP法は言いたいことを最初に書く。その事柄に至った理由。詳しい内容の順で書く。最後に結論で書くと、相手に伝わりやすい文章フレームワークです。
はじめは、メールやSNSの投稿の短い文章から慣れていきましょう。頭でわかっていても文章として、書きたいことがまとめられないときは、思いついたことをなんでもいいので、書きましょう。
PREP法はエントリーシートだけでなく、これからの仕事での会話や、プレゼンテーションでも活用でき、覚えておいて損のない文章フレームワークです。
さいごまで読んでくれてありがとう
参考にしてね~
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