暑い日には、海水浴やプールは、子どもにとって遊ぶ場所であり、体力の向上や精神的にも成長する場所です。
てんかん発作を理由に、泳ぐのはダメ!だと言っていませんか?
プールで発作が出ないか心配するでしょう。泳ぐまえより体調がよい場合もあります。
疲れすぎはよくありませんが、適度な運動は体のパフォーマンスの向上につながるので水泳や海水浴を制限させることはありません。
今回は、安全に泳ぐ「てんかん&プール」集中力が高いと発作にならない理由を紹介します。
大好きな息子と一緒に、夏の思い出をたくさん作ってあげたい…。
しかし、てんかん発作の不安が頭をよぎったことはありますよね。
子どもたちにとってプールは、遊び場であり基礎体力もつける機会です。
水しぶきを上げて、遊ぶ息子たちの笑顔を見ていると、自分も一緒に水遊びを楽しみたい気持ちになりますよね。
てんかん発作は、プールで泳いでいるときよりも、上がるまえや1時間後のほうが、発作を起こしやすくくなります。
10代から身につけたい「伝える力」
てんかん発作があってもプールで楽しく遊べます!
てんかん発作が出るからといって、過剰に制限する必要はありません。
発作を起こすときは、ホッとしたリラックスしたときに出やすいのです。
むしろ、プールで遊んだあとに注意するべきです。
プールで遊んでいる・泳いでいるときは、発作を起こしにくくプールから出た直後や1時間後など、リラックスしたときに発作を誘発します。
のんびりしようとしたときに発作が出ちゃう
ぼくは、小学6年から中学2年まで、スイミングスクールに通っていた時期があります。行くまえは体がだるくて「発作を起こすかも」と親に言っていました。
ところが、スイミングスクールに行って泳ぐときは、発作が出なかったんです。夕ご飯を食べてテレビをみていたときに、よく発作が出ていました。
運動するとドーパミンが出て、脳の働きが良くなり30分くらいから集中し始め、発作を起こしにくくなるからです。
泳いでいるときに発作を起こしたことはありません。
プールから出たときの、ホッとした気が緩んだときのほうが、発作を誘発しやすくします。
親が気をつけたいこと!発作の症状より覚えておくことは体力づくり?
てんかん発作と体力づくりとの関係ないと思われるかもしれません。
おなじ運動量でも、スタミナがないと疲れやすくなります。
てんかん発作は、大脳の神経が過剰な電気信号のみだれが、誘発原因と言われているからです。
疲れない体にすることは、発作の抑制につながります。
10分歩いて疲れるのと1時間走って平気な体では、
疲れすぎの度合いがちがいますから
基礎体力のあげ疲れない体にして、少し運動で発作を起こしにくい体にしましょう。
てんかん発作が出る理由で、制限してしまうと本人のやる気をなくすだけでなく、体力低下の原因になります。
【保育園&学校】プール内で早く発作の発見&対処法☆
てんかん発作は、ひとそれぞれ違いがありますが、発作は同じ症状です。
ぼーっとする・片方の手だけがふるえる・力なく倒れて体が固くなってけいれんなど、さまざまです。
てんかん発作は、脳のてんかん波が出る場所で、症状がいろいろ違ってきます。
プールで、はやく発作をみつけるには、周囲が注意してみてあげてください。
授業前に体調確認する
学校または担任に、てんかん症状と対処法を伝えてください。
急にぼーっとしてしまうときは、同時に力が抜けるので定期的に声をかける工夫も必要です。
意識を失って体が硬直してけいれんする場合は、授業前に体調確認するように学校に伝えること。
担任はプールに入るまえに、体調を聞いてください。
てんかん発作には、本人にしかわからない感覚があります
いまでは、小学校では水に慣れることから始まり、中学校で初めてプールでクロールや平泳ぎ、背泳ぎなどを覚えるなど段階を踏んでいるそうです。
授業内容などによって、症状の対処が違ってきます。
泳いでる時は発作は起きない?プールから上がる時に注意!
プールで泳いでいるときは、てんかん発作になりにくいです。
プールに入っているときは、緊張感を持っているため、ほぼ発作を起こしません。
睡眠不足でもストレスがある場合は、体の緊張状態が、てんかん発作をおさえていることが多く、発作の症状を感じることが少ないのです。
たとえば、、はやいタイムを出したいと思っているときは、集中しているため発作になりにくく、あと1メートルで泳ぎ切ると思った瞬間やプールから出ようとしたときに、発作が起きてしまいます。
緊張状態よりホッとしたときのほうが、てんかん発作が出やすい状態を作り出してしまうためです。
発作を起こしても慌てないで!呼吸しやすい姿勢にして!
発作を起こした場合、慌てないで呼吸しやすい姿勢を作ることです。
一時的に意識を失っているときは、過呼吸のことが多いからです。
体がけいれんしているときは、プールから顔を出して体を押さえて、あごを斜め45度に傾けて呼吸しやすいようにします。
周りに大人がいない場合は、ムリにプールから運ばずに、けいれんがおさまり意識が戻ってから肩に腕を回してプールから出してください。
けいれん中は過呼吸になるので、透明な袋を持ち歩くといいですね。
過呼吸の対処法だよ
泳ぐ楽しさ!「てんかん&プール」楽しい時間にしよう!
てんかんだから、プールで泳げないことはありません。
むしろプールで泳ぐことは、ランニングよりも足の負担が少ない運動です。
水泳はランニングより、2倍以上の体力をつかうため、基礎体力をつけましょう。
体力つけて損することはありません
疲れすぎは発作を起こす確率が高くなるからです
けいれんがあるからといって、過剰に心配して制限するのは、子どもの成長に影響します。
てんかんの認識のひくさからプール授業を制限する学校は少なくありません。
学校でプール授業するときは、学校や保育園の担任に正しく理解させる伝え方をしましょう。
正しく話さないと、いつまでたっても「てんかん」の病気を正しく理解されません。
正しく伝えることが
だいじなんだね…
子どもに楽しくプールで遊ばせたい・泳がせたいなら、てんかんの症状をしり、正しく話して理解されないことが大切ですよ。
さいごまで読んでくれてありがとう
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